終戦間もない日本には、世界の国々から食料や衣料、医薬品、日用品など、あらゆる援助物資が届けられました。
「ララ」と「ケア」というアメリカの組織・NGOから送られたものや国連児童基金(ユニセフ)が日本の子どもたちのために提供した65億円(現在の価値で約1,300億円)の資金、さらには日本が終戦の混乱と貧しさから立ち直るきっかけとなった「ガリオア・エロア資金」等です。
また1953年からは、世界銀行から計8億6,000万ドル、現在の価値で約6兆円ものお金を借りて、黒部第4ダムや東海道新幹線、東名・名神高速道路など、日本の経済発展に必要なインフラ(経済基盤)を整備しました。
戦後の日本が貧しさから立ち直り、経済発展を遂げたのは、こうした多くの援助があったからなのです。