こども食堂はこどもの貧困対策から始まって現在は全国で3700か所ほどに増えているといわれています。こども食堂という名前ですが、 近所同士のコミュニケーションが希薄になっている現代において それぞれの地域でのすべての世代の人々の心の居場所としてのひろがりをもってきています。
地域の子供たちにとって
食べる・遊ぶ・学ぶ、を通して学校やクラスだけではない、いろいろな世代の大人や友達と出会い、コミュニケーションを深める経験をする場所として
お父さん、お母さんにとって
シングルマザーも含め、子供の世話や家事、仕事に追われ余裕がない中で、少しでも日々の負担を軽くしたり、子育ての悩みを相談したり支えあったりすることが出来る場所として
お年寄りにとって
ひとり暮らしであまり他人と会話をする環境の少ないお年寄りが地域の子供たちや大人とふれあい、話をしたり食事をしたり出来る場所として
日本語が得意でない外国籍の人にとって
日本のコミュニティーになかなか入れない外国籍の子供たちにとって日本の文化や言語を学んだりできる最初の居場所として
こども食堂ネットワーク
地域でこども食堂を運営している人たちが交流をし、こども食堂の輪を広げるための連絡会で、地域のこども食堂へ行きたい人、手伝いたい人を結びつけることを目指しています。
http://kodomoshokudou-network.com/
全国こども食堂支援センター むすびえ
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることを目的にこども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整えたり、こども食堂を通じて、多くの人たちが未来をつくる社会活動に参加できることを目指すNPOです。
こども食堂サポートセンター
一般社団法人全国食支援活動協力会が事務局となり運営 している「広がれ、こども食堂の輪!」推進会議が立ち上げたプロジェクトです。
全国各地でこども食堂が豊かに広がるよう、子どもの居場所づくりに取り組む幅広い団体と連携しながら運営をサポートしています。
*2020年4月現在、新型コロナウイルスの影響により食堂に集まることを避けるためこども食堂の運営に影響が出ています。しかし必要性はさらに重要度を増しており、いろいろな場所でお弁当や食材の配布に切り替えたり食堂と併設したり、試行錯誤しながら運営しています。