欧州連合(EU)または経済協力開発機構(OECD)に加盟する41カ国の中で、日本は子ども の貧困率は、41 カ国中 15 位、貧困率の削減幅では 37 カ 国中 31 位と、貧困率に関しては決してよい成績ではありま せん。特に、貧困率の削減幅は、1 位のフィンランドでは 66% なのに対し、日本は 18% に留まっています。子ども の貧困削減に対して、極めて限定的な効果しか政府の社会移 転(生活保護制度や児童手当、児童扶養手当などの現金給付) がなされていないのです。
未来を築く:先進国の子どもたちと持続可能な開発目標(SDGs) より